これまでの記事でお話をしてきたように、女声をある程度出すことができるようになれば、
ふとした話し声によって男性だとバレるケースは圧倒的に減ります。
ですが、これは話し声だけに限らず、日常的に色々な時と場所で声を出さざるを得ない状況も同じです。
例えば、
◆ 外出して周りに人がいるがいきなり電話がかかってきた・・・
◆ 洋服店にいくと店員さんから話しかけられたけどどうしよう・・・
◆ 飲食店に入ったはいいが直接店員さんにオーダーしないといけない・・・
◆ 道案内をするorしてもらいたい・・・
◆ 不意に物を落としたり、拾ってもらったりしたがお礼が言えない・・・
◆ エレベーターの中で咳やくしゃみが出そうだけど声を出したら周りに気づかれてしまう・・・
◆ 女装してカラオケや色んなところで遊んでみたい・・・
などなど・・・。
話し声以外でも、日常的にこれらに近い状況は起こりえると思います。
女声が出せられば当然そういった時も問題なく対応することができ、精神的な不安感のほとんどがなくなります。
とはいっても、周りから声で気づかれずにそのような生活のスタイル（大袈裟に言うと生き方）を確立できている人は決して多くはありません。
「男ってバレてもいいや、変に高い声出しても不自然に作った感じの声になるし」
「メイクで多少見た目はごまかせても声は無理でしょ・・・もう声変わりしてるし」
私が今まで会ったことのある方の中でこのような話を聞くことって意外と多くありました。
「女装をする」というだけでも勇気がいることと思いますが、こと声に関してはそれ以上のハードルがあるように感じます。
女装する前や、し始めで挫折してしまった人だけでなく、メイクが上手くて黙っていたら女性にしか見えないくらいの方であっても、
半ば諦め気味に言葉をこぼしてしまうという方に沢山出会ってきました。
（ギャップという点で、声を一つの芸のネタや魅力としている方はここでは含んでいません。
そちらについてまた書かせていただきます★）
当の私自身も今まで挫折してきた経験はもちろんありましたし、
「なぜ自分の思った通りに声が出せないんだろう・・・」そう感じる瞬間もありました。
今でも、そう思う瞬間はあります。
ですが、次のように考えると、当然のことと考えることができます。
例えば、どんなにモノマネが上手くても本人（＝理想）とはほんの少しだけ異なる点があるように、
あなたの周りに、あなたと全く同じ声の人がいないように —。
当然理想を求めるなら、それには常に求め続けなければならないのだと考えています。
要するに、自分の中での理想の声が出せるかどうかは、◯か×で決まるようなものではないのです。
先ほどお伝えした、”半ば諦め気味な人”は、まさに自ら × になろうとしている状態で、
自分の可能性を自分で0と決めつけてしまっているようなものです。
ですが、ここでは決して諦める必要はなくて、
どちらかというと、まだ分からないことが多くてレベルがそんなに高くはない、というくらいに思ってくださいね。
コツが掴めたら、そのレベルは一気に高まります。
可能性は誰しも0ではなく、正しいやり方で前に進められれば必ず理想100点とまではいなくとも、
80点以上の”合格”点を取ることは出来ます。
すなわち、周囲からあなたの声が”女性”だと思ってもらえる状態です。
合格点は獲得していただいた上で、そこからはあなたの理想に向かって進んでいって欲しいのです。
それは少しずつでもいいと思います。
正しい方向を私と向きながら、前に進んで行きましょう。理想に近づいて行きましょう。
分からないことがあればいつでも相談してくださいね。
あなたの可能性を私も信じています。
≪ 今回のまとめ ≫
✴︎ 不意に”声”を出さないといけない状況は日常的にある
✴︎ 女装、女声については諦めている人が多い
✴︎ オンリーワンだからこそ理想は追い続けるものである
✴︎ 可能性を信じたら少しづつ近づいて行きましょう^^