高い声が出ない方は大きな声で叫ぶように出してみましょう!

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今回は、高い地声を出すことができない方へ向けた内容になります。

では早速ですが、簡単な練習方法をご紹介します。

まず、自分がそもそもどこまでの音を出せるかを確認してみましょう。

適当に「あー」と声を出してみて、音を一つずつ上げていくようにしてみましょう。

音楽がない状態で音を上手くとれる自信がない方は、ご自身の好きな曲(邦楽でも洋楽でもアニソンでもボカロでもOKです)をピックアップしてみてください。
地声で歌い続けた時に、サビなど高い音で歌うのがしんどくなる箇所が出てきますよね。

そこで、次にどこの高さ・キーになると出しづらい、しんどいと感じるかを確認します。

より正確に音階として知りたい場合は、「おんかいくん」というフリーソフトがありますので、
そちらである程度の音階は確認することができます。
(Vectorサイト:https://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se287995.html)

(ただしWindowsしか対応していませんのでMacのみの方は注意です!)

おすすめするポイントとしては、なるべく1人しかいなくて好きに声を出せる環境で確認することです。
周りに人がいるだけでも、出しづらくなることがあるためです。

また、詳しく追求していくと腹式呼吸、鼻腔共鳴などという少し専門的な内容が出てきます。
例えば、鼻腔共鳴については、鼻から喉までの通りに声を響かせることで高音を安定的に出すやり方です。

これですぐにイメージでできる方は問題ありません。
ただ、イメージして実践するのが難しいと感じる方もいると思います。

先日もお伝えしましたが、そもそも高い声を出せない段階であれこれと意識するとかえって声が出づらくなったりするものです。

そのため、まずは一回何も考えずに、思いっきり声を叫ぶような形で良いので出してみましょう。
多少張り上げる感じに出してみても問題ありません。

「喉に傷がつかないの?」と感じられるかもしれませんが、
人間の喉はそこまで貧弱ではありません。

むしろ、自分の記憶にない幼少期でも、思いっきり泣いたり、元気に声を出したりしていたりというのは当たり前にしてきたはずのことです。

また、5分程度、一曲まるまる叫び続けろという物でもなく、ほんの数秒だけで大丈夫です。

そうすると、自分の思っている以上の高い声が出たりすると思います。
同時にそこで、自分の限界の高さは把握できるはずです。

まずはその”ポイント”を掴んでみてください。

一日数秒だけでも良いので、出し続けていくと、だんだんと喉周りの筋力がついてきて、しんどい状態ながらも、
初めて出した時よりも余裕が生まれてくるはずです。

その状態を記憶することで、今度は他のポイントも意識できるようになってくれば、
他の正しい発声方法に改善していくことができます。

したがって、まずは一回声を出してやってみましょう!!
実はそちらの方が近道ですよ!

≪ 今回のまとめ ≫
✴︎ 「あー」と声を出し、段階的に上げてみよう!
✴︎ イメージしづらい場合は知っている身近な曲を歌って確認
✴︎ 小さい声でこそこそ声を出すよりも、声を周りを気にせず出せる環境で。
✴︎ 一回数秒だけで良いので、思いっきり叫ぶように出して自分の限界を確認してみましょう!