モノマネで女性の声を真似るという方法は有効?

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女声の出し方として、とても簡単で直接的なやり方があります。

それは、モノマネをするということです。

とても分かりやすいやり方ですね。
漠然と女声を出す、というのではなく、出したい人の声そのものを出す、
”そのままコピーする”というやり方です。

そのためこのやり方を解説するためにはある特定のモノマネをする人について
お話していかなければならなくなってしまいますし数が膨大になってしまいますので、
今回はそのやり方のあれこれをお伝えするというよりも、そのやり方が女声の出し方としてどうか、についてお伝えしていきたいと思います。

モノマネで女性の声を出すことができるのは、声質だけではなく口調や言い回し、語尾の表現など、声質を色々な要素からカバーできます。
声のコントロールが上手いということですね。

ただ、あまり知らない人が聞くとその本人の声にしか聞こえなかったとしても、
よく聞いているファン層の人が聞くと「なんか違う・・・私の知ってるのはこんなのじゃない」
「いや全然似ていないじゃん・・・」など
そう思ってしまうこともあるのではないでしょうか。

カモフラージュはとても上手であっても、その中に隠されているその人本来(モノマネをしている側)の声が垣間見える場合にこのようなことが起きます。

それを男性が出す女声に当てはめるとさらに分かりやすいことが起こります。

女声は似ているかどうか以上に、男声っぽさが混じると一気に不自然な聞こえ方になってしまうという側面があります。

感覚だけで女声を出せるということはとても凄いことです。
しかしながら、男声っぽさを無くす練習をしないままダイレクトに女性の声をモノマネしようとすると、
聞いている側からすると「なんだか違う」「女性に聞こえない」となってしまいがちです。

要するに、学ぶ順番が違うということですね。

モノマネだけで女声を出そうとすることは、野球で例えるなら以下のような感じです。
筋力や運動神経はとても良い、ただバッディングのスイングの仕方を知らないまま、ホームランを打とうとしている。
ぱっと見はホームラン王と変わらない容姿をしているが、いざ実戦を見てみると打球はホームランではなくファールボールだった、みたいな感じです笑

元のポテンシャルは確かに高いんですが、なんだか違う、そんな感じです。

真似したい!と思うようなキャラクターや憧れの人をつけるのはとても良いことです。
ただ、実際に練習していく上では基礎固めや声の出し方からしっかり学んでいきましょう。

≪ 今回のまとめ ≫
✴ モノマネによるトーン・言い回し・表現等で女声っぽく聞こえる場合がある
✴ しかし、男性が女性を真似る時は似ているかどうか以上に男っぽく聞こえた時点で不自然さが出てしまう
✴ 目標を定めることはとても良いこと、ただ基礎から段階的に積んでいきましょう