高パスの女声とは? 藤城まきブログ”声だってメイクできる”

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男声と女声の違い

そもそもなんで男性と女性で声って異なるんでしょうか。
不思議ですよね。

誰が女声と男声の定義を決めたんでしょうか。
わかりません。。

女性が高い声、男性が低い声ってだけでしょうか。
いえ違います。

でも声だけ聞いて「この人は男性ですか?女性ですか?」と質問すると十中八九の方が聞き分けられます。

ということは明確に女性に聞こえる声と、男性に聞こえる声の聞こえ方(響き方)の違いってあるはずです。

まず考えられるのは周波数の違いです。

・男性 周波数 100-200Hz または90-180Hzくらい
・女性 周波数 200-300Hzくらい

平均すると大体このくらいです。

女性の方がやはり高く、男性が100hz、女性が200hzだとすると約2倍ほど違うことになります。

ただ、初めにお伝えしますが周波数は目安程度に思ってくださって大丈夫です。
なぜなら、周波数を高めるだけだと不自然さが出てきてしまうためです。

わかりやすい例は、
アニメ「キテレツ大百科」の主題歌で有名になった「はじめてのチュウ」です。
これの面白いところは、細かい仕組みは省きますが、予め原曲よりも遥かに低い音程で歌い録音した声のデータの周波数加工を通してあのような可愛い声が出来上がる、というのが大まかなカラクリです。

果たしてあれは女性の声に聞こえますでしょうか。

とても可愛い、可愛いけど、女性には、、少し聞こえづらいはずです。
実際にあれの正体は一般男性の方の声を加工したものなのです。

これは少し極端な例ですが、女性に聞こえる声というのは周波数だけで一概に決められるものではないことは何となく分かっていただけたと思います。

同様に、女性に聞こえるような声は、単純に高い声を出せばいいという訳ではないため、簡単に出そうとしてなかなか出すということが難しい、
という訳です。

ここで大切なポイントとして登場してくるのが「共鳴(響き)」なのですが、ここからは高いか低いか、という確認の”物差し”が無くなってしまいます。
ネット上でも調べれば、「響きを上の方に持っていって・・・脱力して・・・」みたいな感じで説明されていることが多いです。
ただ、どうしても文章だけだと説明が感覚的になったり曖昧になったり・・・。
一言でいうと、めちゃくちゃ分かりづらいと思います。
私もそうでした。

以上のようなことが原因で、女声を出すことを難しくさせてしまっています。
諦めたり挫折してしまったりする人が多いのもほとんどがそのせいだと考えています。

その点では、私の場合は元々女声が全く出せないところからスタートしていますので、皆さんと同じ状況で、同じ壁にぶつかり、同じ難しさを感じていた身です。

そのため、私のレッスンではこれからぶつかるであろう壁や課題、乗り越えるべき点を明確化して、”分かりやすさ”にとことんこだわってマニュアル化してお伝えしていっています。

以下の方には強くオススメができます。

・女装は考えていなくても、これから女性曲など高い声を出せるようになりたい(ミックスボイスを出せるようになりたい)
・女装してメイクだけでなく女声も出せるようになりたい
・女装のパス度を上げていきたい
・今まで女声の発声に挑戦したが上手くいかなかった
・女装したいけど何をすればいいか全然わからない

そういった方々にお力になれる内容となっています。
そして、女声のカウセリング、電話相談など、対話による形でレッスンを進めて行くことで感覚で説明してしまいがちな点や曖昧な点を最大限に分かりやすく解説させていただいています。

そういう意味でも、まずは一度相談していただけたらなと思います。
まずはその一歩の行動を起こしてみませんか?

是非お待ちしています^^

≪ 今回のまとめ ≫
✴︎ 周波数が男性と女性の声の違いとして挙げられる
✴︎ しかし、周波数を上げるだけでは女性の声にはならない
✴︎ 共鳴が大切だが、感覚的説明になってしまいがち