オススメのオードソックスな高い声の出し方・練習方法

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前回の記事では、絶叫アトラクションを例にとって、高い声は意外と出せるということとや、脱力することの難しさをお伝えしてきました。
一見正しそうに見える、高い声としてよくある方法を意識しすぎると、かえって失敗するという、少し詭弁的なお話でした。

今回は、それだけではなくて、実践的に女声の土台となる地声を作る練習方法をお伝えします。

基本的な練習方法をおさらいすると、まずは、最初は裏返るまで思いっきり声を出してみることですね。

出し慣れていない部分の力を使うからしんどくなります。
一瞬高い声を出してすぐ休憩したくなるパターンですね。

しかし、あえてそのまま出し続けるようにします。
そして、自分のだいたいの限界の高さを把握したら今度はそれをなるべく長い時間出せるように出せるようにすることでした。

それらを網羅できて練習できる方法でお伝えをしたいやり方が、歌をうたう、ということです。

よくボイスレッスンなんかであるように、一音ずつ高くしていって、それをただただ出し続けるようにする練習も理にかなっていてもちろんおすすめです。
ただ、いかんせん作業が単調なため退屈に感じられる場合もあり、継続するという面で難易度は少し高くなります。
(ある程度練習に慣れて、音の確認するための練習をする場合には有効です。)

歌う練習方法に関する要点は以下の通りです。

◆理由
・高い声単体で出すよりは楽しく取り組める → 続けやすい
・カラオケに行く習慣を作れば定期的に自主練習ができる
・歌の途中で、「自分が出すには難しい」音を確認しやすい
・レッスンの後半にある「歌う際の女声の出し方」の時にも有効である

◆注意点
・上手く歌うように心がけても問題はない、しかし・・・
・目的は、地声で高く出すのがしんどい箇所を確認しそれに慣れること
・上手く歌う練習はまた別なので、そこは意識する必要はない

上記からも分かるように、同じ曲を歌い続けることでも良いのです。
カラオケに行くなら、自分の好きな曲を何曲かピックアップして、それは練習として必ず歌うようにします。
そして、残りは気晴らしのためなど適当に歌う、みたいな感じが現実的で良いですね。

そして、何度か出し続けていくと、元々あまり大きな声で歌ったり思いっきり声を出したりしていなかった方であれば、
少なくとも1音、2音くらいは高く出せるようにできます。

その時の声の出し方の感じや響きについてはお伝えするのに限界があるというよりも、文面ではなく実際の声の感じを聴いた方が遥に分かりやすいです。
そのため、どういう声の出し方で歌えばいいか、と言った点も含めてレッスンにご参加いただける方にはしっかり解説させていただいています。

練習を重ねていくと、しんどい状態には変わりなくてもサビの音が少し出るようになったりするタイミングがあります。

そうなれば、女声の出せる幅が広がったと思っていただいても良いです。
その理由についてももちろん触れるタイミングはあると思いますのでお楽しみに。

徐々に高い声の出せる範囲を広げていきましょう。

≪ 今回のまとめ ≫
✴ 歌って練習するのがオススメ!
✴ 理由は、続けやすく確認しやすいため
✴ 練習においては上手く歌うことよりも、
高くてしんどいキーの箇所を強く意識する