地声を高くすることと、女性っぽくすることは別です。

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今での記事の練習方法の中で、高い地声を出すことをお伝えきてきました。
ただ、練習に当たって一つ注意していただきたいことがあります。

それは「女性っぽく出そうとはしないこと」です。
矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、これが注意点です。

特に、これはまだ女声が出せない方向けの注意点です。
地声練習時に、どうしても真っ向から自分の思う”女っぽさ”を加えようとしてしまう方がいます。

女性の声を出そうとしているのになぜそれがだめなの?と思われるかもしれません。

その通りです。一見正反対のことを言っているんじゃないか、と思われてしまうかもしれません。
でも、それは意識すべきポイントです。

なぜなら、目標が女声を出すことであること、そして、声変わりした男性がいきなり女声を出すのは難しいということ、
それを踏まえると目標のために目的を分けて考えるべきだからです。

その点、最初の地声練習の段階では目的は声を女性っぽくするというためではありません。
段階としてまだそこではないと思っていただくと正確です。

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、
実は、過去記事:オススメのオードソックスな高い声の出し方・練習方法
でお伝えをした内容と似たような内容となっています。

高い声の時のように、女声においてもそれを意識をしすぎるとかえってできなくなるということが起こります。

むしろ女声や高い声だけではなく色々なことにも言える内容のはずです。
スポーツでも同様です。自分のイメージ通りにしても上手くいかないことはあるはずです。

それは、正しいやり方(=フォーム)を理解していない、そして間違っているからだと考えます。
それなら、まずは正しいやり方(フォーム)を知ることが大切ということになります。

高い声や女声を出す上ではどうしてもその段階が欠落してしまいがちです。

つまり、正しいやり方(フォーム)を考えることなく、出そうとしているということです。

ただ、これについては、出そうとしている方が「理解できていない」、というよりも、
正しいやり方を解説しているものがあまりにも少ないため、「知らない」というだけだと考えていただいて問題ないです。

なので、安心してくださいね。
女声を上手く出せないのは、決して貴方(貴女)が悪いからではありません。

少し今回の内容は難しいですがレッスンの段階をこなしていっていただければ、きっとお分かりいただけると考えています。
当の私も同じでしたから。

≪ 今回のまとめ ≫
✴️ 目標=女声を出すとする
✴️ 目標を達成するための目的を段階に分けて考える→正しいやり方を理解する
→ その方が結果的には近道だったりしますよ!