女性も声変わりはするし、
男性が声変わりしていても女声は出すことができる
基本的に私の女声の出し方は、声変わりしているかどうかはあまり関係がありません。
なぜなら、私自身が声変わりをしているからです。
何なら、事務所のメンバーの中で音域の計測をした時に判明したことなのですが、最低音で計測した際にメンバーの中で一番低い音を出していたのが私だったのです。
なので、低い声の人でも大丈夫！
野太い声の人でも是非一度相談を！
という感じですが、とはいうものの、もし声変わりするかしないかを自分で選べるのなら、そもそも声変わりなんてしたくなかった！という人もいるかもしれませんね。笑
声変わりについては以前の記事でもお伝えしたように、大体の人が思春期の頃から始まり少しずつ変化し、声が低くなって行きます。
人によって様々ですが、どれくらい音が下がるかは以下の通りです。
・男性の場合・・・1オクターブ程度
・女性の場合・・・3音程度
女性は変化が緩やかなので自他共に気づかれずに経過することが多くなります。
男性も緩やかに下がって行く方もいますが、一気に短期間で声が低くなる方が多くいます。
これは本人の意思とは別に身体の性徴として現れるものです。
そのため、ホルモン剤や外科的な処置をしない限りは冒頭のような、自分の意思で声変わりを止めるということは出来ません。
もっとも、年齢が年齢なので、実質的には不可能に近いです。
トランスジェンダー界隈の方たちや、潜在的に性別に対しての違和感などがお有りの方は、ただでさえ精神不安定になりがちな思春期なので、辛い部分があったかもしれません。
特に声は普段やっている化粧では誤魔化せません。
メイクでどんなにで可愛くて女性のように見えても、声でバレてしまうことは多々起こりえます。
自分の身体が男性化して行くことに苦悩したり、はたまた絶望したり・・・
そういったケース、きっと少なくないのではないでしょうか。
だからこそ言いたいんです、
出せるまでの期間や個人差はありますが、声変わりして低い声になっていようが女声は出せます。
やり方が分からないという方は是非安心していただきたいなと思います。
それは、冒頭で私自身が声変わりしているから女声は出せるとお伝えしましたが、それ以上に私の女声の出し方そのものが、女性と同じような喉の使い方、共鳴の響きを使うことで、それらの力の使い方が分かれば自ずと出るものだからです。
気になる方は一度是非レッスン相談をしてみてください。
★余談ですが、
中学生当時の私はそこまでジェンダー的な意識はしてはいなかったですが、単純に高いキーの歌が歌えなくなるのが怖くて、常に高い声で話したり歌ったり、時には高い声でそこら中で叫んだりしていました(笑)
ひょっとすると私と同じように声変わりを避けようとされた方も中にはいらっしゃるかもしれませんね。
≪ 今回のまとめ ≫
✴︎ 声変わりしていても問題ありません
✴︎ 当の女性だって実は声変わりしています
✴︎ 声変わりに辛い思い出があったり今もお悩みを抱えている方はきっといらっしゃると思います。
だからこそ、一度ご相談いただきたいなと感じています。